【ヒプノセラピー】とは?②潜在意識とのコミュニケーションツール
【ヒプノセラピー】って、何?
について 書いています
ヒプノセラピーとは
ヒプノセラピスト(催眠療法士)が
意図的にクライアントを催眠状態に誘導し
クライアント本人が
自分の【潜在意識】と直接コミュニケーションをとることで
自分で自分を癒していく〈心理療法〉であり
〈自然療法〉です
***
前回は【催眠状態】について書きました
【ヒプノセラピー】って、何ですか?①催眠にかかるとどうなってしまうのか
今回は
【潜在意識】と直接コミュニケーションをとることについてお話ししていきます
まずは
【潜在意識】の特徴について整理しておきましょう
①【潜在意識】は
感情・感覚・直感・記憶・想像力を司る全意識の90%を占める領域です
②【潜在意識】は
現実も空想も分け隔てなく全ての情報を素直に受け容れます
③【潜在意識】は
過去の記憶の全てを収納しています
④【潜在意識】は
健全、均衡、調和へと向かおうとする持って生まれた衝動と本能が
***
ひとつひとつ説明していきます
感情・感覚・直感・記憶・想像力を司る全意識の90%を占める領域です
感情は 起こそうとして起きるものではなく
湧き上がってくるものですよね
感覚は 感じようとする前に
五感がそれを捉えているものです
直感も
ふと閃くもの
記憶は ふとした瞬間に思い出されたり
ずっと封印されたままだったりと
なかなかコントロールが難しい面もあります
そして これらコントロールできない領域が
全意識の90%以上を占めているということ
《潜在意識=無意識》と言われる所以です
現実も空想も分け隔てなく全ての情報を素直に受け容れます
【潜在意識】はとてもピュアな領域です
それはまるで
生まれたての赤ちゃんそのもので
いいも悪いもなく 全てを純粋に信じて
どんどんと吸収していきます
「サンタクロースがいる」
と言えば いるんです
「お化けは怖い」
と教えれば 怖がるんです
「お前は橋の下で拾ってきた」と言えば
本気で心痛めて実の親を探し始めますよ
滅多なことで
子供を脅してはいけません
反面
生きる上で本当に大切なことは
小さなこどもの頃に
愛情込めて伝えておきましょう
過去の記憶の全てを収納しています
初めての土地を訪れて
初めて見る景色のはずなのに
あ、ここ
前に来たことがある
って思うことはないですか?
実際に来たことがあって
遠い記憶が蘇ることもあれば
一度も来たことがないのに
懐かしい感情が溢れてくることもあります
どちらにしろ
普段は
【潜在意識】の奥底に眠っている記憶が
ある何かをきっかけに突然
【顕在意識】に昇ってくることがあります
【潜在意識】は どんな小さな記憶も
ひとつ残らず覚えている ということです
私たちの生命維持を担っているのは
間違いなく【潜在意識(無意識)】です
意識しなくても呼吸はできますし
寝ている間も心臓は動いています
すべての内臓器官は 常に
お互いに連携し合いながら
血液と栄養を 体の隅々に届けて
消化 吸収 解毒 排出を繰り返し
私たちの体を
健全に保ち続けています
例えば
熱いお鍋に手が触れれば
意識するより早く体が勝手に反応して
反射的に手を引っ込めるように
無意識は
生命の守り方を知っています
例えば
風邪をひいたときの
鼻水 せき くしゃみ 発熱などの症状は
体が自らを正常に戻して
調和に向かわせようとする無意識の働きです
さて
【潜在意識】の特徴をこのように理解したとき
ヒプノセラピー(催眠療法)では
一体何ができるのでしょうか
催眠状態の中では
心の緊張が解れることで 通常より
自分の内側に集中することができます
【潜在意識】の奥底にある記憶や感情を
より呼び起こしやすくなります
【潜在意識】の奥底には
あなたがいま解決すべき問題のその解決法が用意されています
【潜在意識】は今のあなたを救うための働きをします
あなた自身を傷つけることはありません
あなたが〈それ〉と向き合う準備と覚悟さえできていれば
あなたが受け止められないほどの記憶や感情を差し出すことはありません
今のあなたにとって 解決が必要で
解きやすい問題を差し出すことで
よりよく生きるために必要な情報とメッセージを示してくれます
私たちは普段
問題を解決しようと奮闘しています
解決できる問題もあれば
できない問題もあります
心の問題にしろ
体の問題にしろ
何度も繰り返すパターンに
解決の糸口を見出せないなら
全意識の90%を占める【潜在意識】を
利用してみる価値は十分にあります
次の記事では
【潜在意識】を利用して行う
ヒプノセラピー(催眠療法)の種類についてお話ししていきます
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