【ヒプノセラピー】とは?①催眠にかかるとどうなってしまうのか

 

今日はあらためて
【ヒプノセラピー】とは何か?について書いてみます

 

ヒプノセラピーとは
ヒプノシス(HYPNOSIS=催眠)を使ったセラピー(療法)のことで
日本語では「催眠療法」と訳します

 

もう少し詳しく説明をすると

 

ヒプノセラピーとは

ヒプノセラピスト(催眠療法士)が
意図的にクライアントを催眠状態に誘導し

クライアント本人が
自分の【潜在意識】
直接コミュニケーションをとることで

自分で自分を癒していく〈心理療法〉であり
〈自然療法〉です

 

ところで

催眠にかかるってどんな感じなんでしょう
どんな状態を催眠状態というのでしょうか

 

〈催眠〉と聞くと
テレビの催眠術ショーを思い浮かべる方も多いでしょうか

催眠にかけられている人が
まるで操られているかのように見えますね

 

ところが

催眠にかけられた彼らに
ショーが終わってから感想を求めると

大抵の場合皆さん口を揃えて
『催眠にはかかっていなかった』と答えるんだそうです

 

では、なぜ
催眠術師の言う通りにしたのか?」と訊ねると


『いや、何となく…』とか
『やらないと悪いと思ったから…』とか
『それぐらいやってもいいかな、と思って…』

といった答えが返ってきます

(ここ、重要です★)

 

そして

「なぜ催眠にかかっていなかったと思うのか?」という問いには


『ずっと意識はあったし』
『催眠術師の声もぜんぶ聞こえていたから』


と 答える・・・

 

はい、実はひらめき電球

催眠に入っていても
催眠に入っているとは感じないもの です

 

催眠に入っていても
意識ははっきりとあります


寧ろ

普段の意識状態よりも
ずっと集中した状態になります

 

そして この催眠状態
決して特別な状態ではありません


実は わたしたちは日常のなかで
一日に何度も味わっている感覚です

 

 

こんな経験はありませんか?

 

例えば
映画を観ているとき

意識では フィクションだと知りながら
いつの間にかストーリーの中に入り込んで
感情が込み上げて 涙が溢れてしまうこと

 

例えば
どこからか懐かしい曲が流れてきたとき

若い頃の恋人との想い出が重なって
当時のあれこれを思い出すうち
氣がつくと胸がキュンとなっていること

 

例えば
キッチンで野菜を刻んでいるとき

母と一緒に作って食べたカレーを思い出して
こどもの頃の光景が目の前に浮かんできて
つい微笑んでいることに氣づくこと

 

これらの状態が
一種の催眠状態なんです

 

ほかにも

  • 朝起きてまだ、ボーっとしているとき
  • 車をの〜んびり運転しているとき
  • 無我夢中で何かに取り組んでいるとき など

 

あなたも
経験したことのある感覚ではありませんか?

 

【潜在意識】とつながっている深いトランス状態


心理学では
変性意識状態 とも呼ばれますが
とても 深く深〜くリラ〜ックスした状態です

 

 

〝催眠状態とは
【潜在意識】につながった状態〟ですが

【潜在意識】に対応して
【顕在意識】という言葉がありますね

 

この二つの意識
それぞれに
どんな特徴があるかをみてみます

 

潜在意識は、全意識の90%以上を占めます
顕在意識は、8〜9歳までに出来上がります

※二つの意識を隔てる理性の膜が出来るのが10歳ころ

潜在意識は、右脳的、情動的記憶、野生的
顕在意識は、左脳的、理性的記憶、理性的

潜在意識は、感情・感覚・直感・記憶・想像力
顕在意識は、思考・理性・知性・意志・決断力

 

普段 この二つの意識は
いわゆる理性の膜によって分断されています

そして 時々 何かの拍子に
この膜がゆるむか開くかすることがあります

ひと度 膜が開いて催眠状態になると

泣こうとしてるつもりはないのに涙が溢れてきて慌てたり
前触れもなく 突然昔々のことが思い出されてなぜ今?と不思議に思う

というようなことが起きてきます

 

感情が溢れるのは 潜在意識の領域
慌てるのは 顕在意識の領域

思い出すのは 潜在意識の領域
不思議に思うのは 顕在意識の領域

 

ですが、ここで象徴的なのは

顕在意識催眠状態であることに氣づいていないこと
顕在意識潜在意識があることすら理解できていないこと

これが混乱のもとです

 

ヒプノセラピーセッションの中で
しばしばこの混乱を体験します

つまり

催眠状態とは言っても、隔てている膜が開くだけで
顕在意識消えてなくなるわけではないんです

潜在意識
感情 感覚 直感 イメージでものをいいます

顕在意識
論理的思考にそぐわないものを排除しようとします

相反する意識同士
抵抗がおきます

 

確かに浮かぶ前世のイメージ
VS
そんなことあり得ないだろう
と 否定する顕在意識


植え込まれた間違った認識を
氣づかせようとする潜在意識
VS
氣づかせまい、変化させまい
と 邪魔をする顕在意識

 

ヒプノセラピーセッションでは

【潜在意識】と直接コミュニケーションをとることが必要ですから
ある程度セラピストが介入して【顕在意識】には傍観していて貰うことをします

 

 

はじめに
催眠術ショーを例に出しました

 

「催眠にかからなかった」と言った人たちに
なぜ催眠術師の言う通りにしたのかと訊ねると

 

『いや、何となく…』とか
『やらないと悪いと思ったから…』とか
『それぐらいやってもいいかな、と思って…』


という答えが返ってくる・・・

 

つまり
すべての催眠は自己催眠】です

 

入ろうと思えば入りますし
かかりたくないと思えばかかりません

 

催眠に入ったとしても
自分の行動を自分で選べます

 

言いたくないことは言わなくてもいいし
やりたくないことはやらなくてもいい

 

すべての催眠は自由意志です

 

 

まとめます

催眠状態とは

◉【潜在意識】と深くつながっている状態
◉ 日常の中で何度も味わっている状態
◉ 催眠状態でも(顕在)意識は無くならない
◉ とても深くリラックスした状態

 

この催眠状態だからこそ
できるセラピーがあります

 

次の記事では

【潜在意識】とコミュニケーションをとることについて見ていきながら
ヒプノセラピーを受けるとどうなるのかについてお話ししていきます

 

 

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